WEB講座「教えて在宅ホスピス」 記事一覧
第1回 はじめに
たとえ、末期がんになっても最期まで家で過ごすことができます。そのためには「在宅緩和ケア(在宅ホスピス)」という方法が必要になります。これから、およそ50回にわたって「在宅緩和ケア…
第2回 終末期になったらどこで過ごしたいか―アンケート結果―
日本人は、自分が終末期だと分かったとしたら、どこで過ごしたいと考えているのでしょうか。一般市民を対象としたアンケート結果を見てみましょう。
図は、日本ホスピス・…
第3回 北海道の在宅死-北海道の在宅死の割合は全国最下位-
2009年(平成21年)にがんで亡くなった日本人は約34万5千人でした。そのうち在宅で亡くなった方は約3万人でした。(図1)割合としてはがんで亡くなった方の8.6%に過ぎません。…
第4回 がん治療と緩和ケア-緩和ケアは診断時から-
皆さんの中で「緩和ケア」という言葉はあまり聞いたことが無いという方がいらっしゃるかもしれません。「緩和ケア」は以前は「ターミナルケア」とか「ホスピスケア」というふうに呼ばれ…
第5回 緩和ケアとは何か?
今回は「緩和ケア」とは何かということをもう少し詳しくお話ししたいと思います。「緩和ケア」という言葉が登場したのは1980年代で、それ以前は「ホスピスケア」とか「ターミナルケア」と…
第6回 緩和ケアはチームケアである-一体となったチームアプローチとは-
前回のお話しでは、緩和ケアとはどういうものかということをお話ししました。すなわち、緩和ケアの最も重要な働きは患者さんと家族の苦痛(全人的苦痛)を緩和することです。それでは、そのた…
第7回 ホスピスのこころとは-ホスピス・緩和ケアの歴史をちょっと-
緩和ケアにおけるチームアプローチにおいて大切なことは「一体となったチーム」をいかに作るかということです。そして、チームが「一体となった」働きをするために重要なことがチームのスタッ…
第8回 がんになっても最期まで家で過ごすことができます-在宅緩和ケア(在宅ホスピス)について-
さて、いよいよこの講座の本題であります「在宅緩和ケア」についてお話ししたいと思います。
今まで、緩和ケア(ホスピスケア)についてお話ししてきましたが、要するに「…
第9回 在宅緩和ケア(在宅ホスピス)が広がるために-がん対策基本法-
第7回のお話しの中で欧米におけるホスピス・緩和ケアの歴史を少しお話ししました。そこで今度はわが国におけるホスピス緩和ケアの歴史についても少し触れておきましょう。
…
第10回 在宅緩和ケア(在宅ホスピス)と病院の緩和ケアの違い
前回、我が国の緩和ケアの歴史について少しお話ししました。1973年に柏木哲夫先生が淀川キリスト教病院で多職種チームを組んで末期がん患者さんをケアしたのが最初でした。まだ「ホスピス…
第11回 末期がん患者さんが最期まで自宅で過ごせない理由
第1回の講座でもお話ししましたが、日本人の多くは自分が終末期になったら本当は家で過ごしたいという希望があるが現実的にはそれは難しいだろうと考えているようです。それでは、どんな理由…
第12回 終末期患者さんの状態(ADL)
さあ、これからは在宅緩和ケア(在宅ホスピス)についてより具体的なことを述べてゆきましょう。まず、皆さんが実際に終末期がん患者さんを自宅で看る際に知っておいて頂きたい大切なことは、…
第13回 「終末期がん患者さんの症状」
前回は、終末期がん患者さんは亡くなる数日前まで日常的なことが結構出来ているのだということをお話ししました。今回は、終末期がん患者さんにはどのような症状が現れるのだろうかというこ…