家で死にたい 在宅ホスピスのいま (上)(中)(下)
2012-12-19
「うまいなぁ」。札幌市白石区の長尾英世さんの楽しみは、夜中に食べるおにぎりだった。ご飯はやわらかめで具は特製の筋子。食が細くなった自分のために毎晩、妻が握ってくれた。
長尾さんは還暦を過ぎた4年前、胃がんの手術を受けた。だが、作夏に再発し、この秋には抗がん剤の治療効果も望めなくなった。「家で自由に過ごしたい」。その気持ちを知った担当医から・・・
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