第49回 訪問診療と往診
2014-06-17
医師が患者さんの自宅に伺って診察する方法には訪問診療と往診の2つがあります。
Q1.訪問診療と往診の違いは何ですか?
訪問診療とは、病状に合わせた医療計画を立て、その計画に沿って定期的に訪問して診療することを言います。在宅ホスピスの場合は、毎週1回、曜日を決めて訪問診療を行う方がほとんどですが、病状が安定している方には、2週に一度訪問することもあります。
一方、往診とは、急に病状が変化したときなど、臨時に伺って診察することを言います。在宅療養支援診療所は、施設基準として24時間往診可能な体制を確保することになっています。在宅ホスピスを検討する際には、がん患者さんとご家族が安心して自宅で過ごすためにも、医師が365日24時間の対応してくれることを確認しておく必要があります。
ソーシャルワーカー 提箸秀典
- 前の記事へ「第48回 介護保険について」→
- 次の記事へ「第50回 訪問看護について」→